北陸古民家再生機構とは

かつての日本人たちが暮らした木の文化の原型「古民家」。世界にも稀に見る高度な 建築物である古民家は、
いまなお数多く日本各地に残され、見るものに懐かしさと 優れた日本文化へ憧憬と感銘を与えてくれています。
しかしながら、現在では古民家の多くが耐震性や老朽化、維持費などのさまざまな問題から多くが取り壊され、
残された貴重な物件も借り手が現れることなく、せっかくの遺産が朽ち果てるのを待つばかりとなっています
こうした現状に対して、デザインと新しい使用価値の創出によって古民家の価値観を 変えてゆくとともに、
経済的に新しい循環を作り上げる古民家の再生を目的とした機 構の存在が求められています。
建築的、デザイン的、文化的再生により、経済的、資産的、金融的価値を創出する仕組み、
それが北陸古民家再生機構です。

事業内容

古民家再生のモデルケースとなる古民家再生ケーススタディーハウスを企画、プロデュース、実施を牽引する。
古民家再生を通して、クリエイティブな文化産業の推進により情報発信の拠点となる。
古民家再生に由る、観光産業の活性化、および国際化をはかる。
古民家修復、維持管理に由る伝統産業の伝承と再生をはかる。
いなか暮らしの推奨により、若者の帰農を促し、雇用創出、老人に生き甲斐を与える拠点としての古民家を再生する。
古民家の新しい使用方法の創造により、使用価値から、不動産価値、金融価値の創出をはかる。
古民家を通しての、コミュニティー作りを推進する。
日本の古民家全般の維持により、文化の伝承と教育を行う。
その他古民家を愛する全ての取組みを波状的に行う。

設立日

2011年8月1日

理事・顧問

代表理事 : 黒崎 輝男(流石創造集団株式会社 CEO・国連大学文化顧問)

理事 : 小松原 一身(BOSTON CLUB 代表取締役)

理事 : 片木 孝治(京都精華大学デザイン学部 准教授)

理事 : 内田 裕規(株式會社 ヒュージ 代表取締役)

理事 : 出水 建大(株式会社 建大工房 代表取締役)

理事 : 赤坂 攻(有限会社金沢設計 代表取締役)

名誉顧問 : 松村 忠祀(大湊神社 宮司)

顧問 : 太田 正隆(JTB総合研究所 主任研究員)

顧問 : 浜田 正夫(浜田正夫事務所 弁護士)

事務局 : 山本 泰三(株式会社the old house /山久漆工株式会社 代表取締役)

事務局 : 高村 俊輝(白い雲不動産 代表)

古民家の現状

1.古民家の魅力

古民家に住んだ経験の無い、現代人のわたしたちが実際に古民家の真ん中に立ってみると、緊張が解けてなんともいえない心地良さに包まれます。古民家は長い歴史の中で日本人が造りあげた最も日本の風土に合った家であり、今日まで生き残った古民家は心地良い住まい方の知恵や工夫で溢れたいわば先人たちの住文化の結晶ではないでしょうか? 一見無駄にみえる箇所にもひとつひとつに意味があり、創意がある。その優れた日本文化の結晶ゆえに、わたしたちは静かな安らぎを感じることができるのです。

2.古民家の現状

古民家は日本における木の文化の原型といわれています。長い歴史の中で生き残ったその造形や機能美のすばらしさは注目に値します。特に「越の国」北陸地区の古民家は、構造や材料など「質」のレベルが高く、耐久性に優れており、その多くが比較的良い状態のまま残存しています。しかしながら、昨今の住宅を取り巻く環境変化により、こうした優れた古民家が1日数軒ペースで急速に取り壊されているのが現状です。
古民家は今日の生活のために造られた住まいではないために、現代人が求める便利さや機能性との間にはどうしてもギャップが生まれてしまいます。そこに住む人たちにとっては不便で無駄と思われる空間が多く、現代の住宅ならば欠陥といえる部分(寒さ、雨漏り、隙間風など)があります。家族が歳を重ねる中で「先祖代々伝わる家を簡単に壊したくないが、住むには不便」と考え、多くの住人が文化財としての保存か、取り壊しかの選択を迫られているのです。

3.古民家の再生

わたしたちが考える「古民家再生」とは、古民家を現代人が心地良く生活できる空間、建物にすることです。古ければ良い、古く見えれば良いという表層的な認識ではなく、古民家の持つ空間や材料、量感や奥行きなどそのものの良さを十分に生かしながら、現代感覚や新しい意味を加え、新鮮な現代的価値を持たせることを目的とします。重要文化財を修理して資料館にするような取り組みは、時間の流れを止めた保存であり、わたしたちが目指す古民家再生とは相反する考え方といえます。時間の動きの中で新しい価値を持たせ、そこに住む現代人の要求を満たし、次世代へと継承していくこと。それがわたしたちの仕事であり、今、必要とされている古民家再生であると言えるでしょう。

4.北陸古民家再生機構の役割

現代人が積極的、永続的に古民家を使い続けるためにはデザインや空間づくりといったハード面へのアプローチが重要な鍵であり、現代人をひきつける魅力あるハード(建物、場所)があればおのずからソフトがついてくると言えます。
「北陸古民家再生機構」はそのためのさまざまな調査、研究、開発、発信機能を担います。
「北陸」地域に限定することで、地域の伝統技術の継承という切実な問題意識を共有する参加メンバーの力を存分に発揮することができ、古民家再生という社会的要請にスピーディに対応することができるのです。「古民家再生」の先には現代人が真に求める「理想的な建物」があり、そのまた先には戦後の多様な住宅建設によって 日本が失ってしまった「美しい街並み」があります。再生された古民家で求められる道具こそ、現代生活の中で忘れられつつある伝統的工芸品であり、古民家再生は「伝統的工芸品の復活」にむけた インフラ整備といえるでしょう。こうしたキーワードを様々な形で追求し、結果を社会に還元し、豊かな住文化、
美しい日本を取り戻していく役割を担うことを最終的な目標に掲げていきます。

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一般社団法人 北陸古民家再生機構

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